こんにちは!「すけすけ浪漫」の介川峻介です。
先日AbemaTVで、キングコングの西野亮廣さんの番組エゴサーチTVにホリエモンこと堀江貴文さんが出演されていました。
その中で、「なるほどな」と思う考え方があったので紹介します。
それは「時間を増やす」という考え方です。
「働く」とはどういうことかを考えるうえで欠かせない考え方だと思います。僕自身も先日就職活動を終えた身ですし、考えさせられるものがありました。
「時間を増やす」方法
「もっと時間があればいいのに」
誰もが一度は感じたことがあるんじゃないでしょうか?
動画の中でこんなやり取りがありました。
西野「自分の1日をなんとか100時間ぐらいにしたいと思った時に、じゃあ人の時間をもらうしかない、と」
堀江「うん。もちろんもちろん。そう、まさに。」
西野「そうなっちゃいますよね」
堀江「いやもうだって、俺それしか考えないもん。」
「時間を増やす」方法とは「他人の時間をもらう」ことなのです。
会社の成長
会社が大きくなっていくときの基本にあるのはこの「他人の時間をもらう」考え方だと思います。
実現したい世界観があり、そのためにあるビジネスモデルで利益を上げていたとします。より社会に対して影響量を増すためには、より大きくならなければなりません。
新規顧客の開拓には営業が必要です。サービスを顧客に合わせて最適化する必要もあるでしょう。既存の取引先のアフターサービスも大切です。組織が大きくなれば、組織自体をスムーズに機能させるのも大変です。
こんなことを一人で行うのは不可能で、人を雇う必要があります。これはまさに「他人の時間をもらう」ことで、逆に働く側からすると「自分の時間をささげる」ことに他なりません。
(かなりざっくりした話でツッコミどころ満載かと思いますが、あくまでモデルということでご容赦を)
つまり会社で「働く」ということは、経営者が「必要ではあるが、自身でするほどではない」ことを「時間をささげ」て「代わりにやる」という一面が否定しがたくあるわけです。
モチベーション
だからといって僕は会社に「自分の時間をささげる」ことに対して否定的な訳ではありません。
というのも、「他人の時間をもらっ」てまで何かを実現したいというほどのモチベーションを持てる人間というのは、かなり特殊な超マイノリティーだと思うからです。
こうしたモチベーションを持てるかどうかは生い立ちや形成された人格などパーソナルな要素が多分に含まれます。また時流に乗って、自然にそうなった人もいるでしょう。
巷にはいわゆる成功者の考えを綴ったビジネス本が溢れています。ですが、彼らのモチベーションを正確に言語化するのは非常に困難ですし、言語化されたからと言って誰もがそのモチベーションを持てるはずもありません。
動画の中でもAKB48をはじめとした数々のアイドルグループのプロデューサーである秋元康の執念について触れられていました。
ぼくも48グループは好きですが、今や一つの世界を作ってしまったといえるほど、エンタメとしては他に類を見ない規模になっています。そしてまだ成長を続けています。
彼のモチベーションは一体何なんでしょう。金は有り余るほどあるでしょうし、多分違うでしょう。動画の中でも結局ハッキリとは述べられていませんでした。
働く
そんなわけで、大きなモチベーションを持てないからといって恥じる必要はないと思います。
別に特殊なモチベーションが無くても「働く」ことはできます。「働く」ことに対して、「主体性」とか「チャレンジ精神」とかを殊更に持ち出すのは、少し気味悪く感じます。
最近は新卒の離職率が高いらしいですが、「働く」ということをあまりにイデオロギッシュに捉えすぎてるのも一因なんじゃないでしょうか。
雇う側は、従業員の「時間をもらっている」のだから「従業員にも経営者視点を」とか舐めたこと言ってないで、しっかり戦略を示して効率的に上手く従業員を使って欲しいものです。
まとめ
「時間をもらう」という考え方から、「働く」ことを考えてみました。
人がどんなモチベーションを持つか、というのは興味深いテーマですね。
原宏一さんの『握る男』という小説を思い出しました。
学もない寿司屋の小僧があらゆる策略を尽くして、成りあがっていく物語です。いわゆるエリートな人材の上手い使い方など、まさに今回紹介した「時間をもらう」考え方がよく分かります。が、彼のモチベーションは一体何だったのか?興味のある人は読んでみてください。
個人的には、最近出版されたSHOWROOMの前田裕二さんの本も読んでみたいですね。